OnTime提供のSQL Expressのアップグレード(2016SP1→2019)

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OnTime提供のSQL Expressのアップグレード(2016SP1→2019)

2016年当初はMicrosoft SQL Server 2016 (SP1)を提供

OnTime Group Calendar for Microsoftは利用に際してMicrosoft SQL Serverを必要とします。
日本リリース当初はMicrosoft SQL Server 2016 (SP1) (KB3182545)のExpress Editionの64bit版(以下SQL EXP 2016SP1)のサイレントインストーラーを提供していました。

2025年現在はMicrosoft SQL Server 2019を提供

しかし、現在はMicrosoft SQL Server 2019 (RTM)のExpress Editionの64bit版(以下SQL EXP 2019)のサイレントインストーラーを提供しています。
このサイレントインストーラーにはSQL EXP 2016SP1をSQL EXP 2019にアップグレード出来るサイレントアップグレードコマンドを準備しています。

現在のSQLのバージョンを確認

コマンドプロンプトを管理者として実行

アップグレード前に現在利用されているバージョンの確認方法を説明します。
OnTimeが稼働しているWindowsサーバーでコマンドプロンプトを管理者として実行します。
通常はWindowsメニューからマウス右クリックなどでたどれます。

実行の確認画面(UAC画面)が開きますので「はい」をクリックします。

管理者としてコマンドプロンプトが開きます。

SQL Serverのバージョン確認

コマンドラインで”sqlcmd”と入力しEnterでSQLCMDに入ります。

次に”select @@version”と入力してEnter。

“go”と入力してEnterで利用中のバージョンが表示されます。

—–の次に「Microsoft SQL Server 2016 (SP1) (KB3182545)」と表示されていたら次の章からのアップグレードを行ってください。
コマンドプロンプトをWindowsバー右上の×で閉じます。

OnTime提供のSQL Expressのアップグレード手順

OnTimeが動作するTomcatを停止

WindowsのサービスマネージャーからOnTimeが稼働する基盤のTomcatを停止します。

下図のように状態の列の「実行中」の表示がなくなれば停止できています。

サイレントインストーラーのダウンロードと展開

SQL Expressを含むサイレントインストーラーは以下のリンクからダウンロードしてください。展開場所はログインしたユーザーに依存しないフォルダで行います。(例 E:\OnTime)
http://file.ontimesuite.com/SQLExpress

OnTime用SQL Expressのアップグレード

展開したフォルダに移動します。画像では\OnTime (silent)-MS SQL Server 11.0です。

“upgrade.cmd”を選択します。マウス右ボタンメニュー「管理者として実行」を選択します。

インストールの確認画面(UAC画面)が開きますので「はい」をクリックします。

スクリプトが実行されている画面が出てきますので閉じずにそのままお待ちください。アップグレードが完了しますとコマンドプロンプトは自動的に閉じますのでそのまま置いておきます。
アップグレードは通常5分から10分程度で完了します。

アップグレード後の仕上げ

SQL Serverのバージョン確認

先ほどと同じ方法でSQL Serverのバージョンを確認します。

—–の次に「Microsoft SQL Server 2019 (RTM)」と表示されていたら正常にアップグレード出来ています。
コマンドプロンプトをWindowsバー右上の×で閉じます。

OnTimeが動作するTomcatを再起動

WindowsのサービスマネージャーからOnTimeが稼働する基盤のTomcatを開始します。

下図のように実行中になればアップグレードは完了です。

念のため、OnTimeクライアントやOnTime管理センターも動作していることを確認してください。

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