目次
イベント同期エンジンの構築方法の選定
2026年7月以降Ver.6.4.0以上を利用した環境では、検証時はEWS API接続でも構いませんが、本番運用はGraph API接続によるイベント同期エンジンを推奨しています。
Graph API方式によるイベント同期エンジンの構築要件
- MicrosoftクラウドからWebhook通信が到達出来るネットワーク上に構築
リバースプロキシーやアプリケーションプロキシー経由でも可能 - Microsoftクラウドからの接続先として外部DNSで解決できるホスト名とTLS証明書が必要
ワイルドカード証明書でも可能 - MicrosoftからWebhook通信として443番ポート等(変更可)にHTTP(S)リクエストを受信
OnTimeクライアントからHTTP(S)で接続していれば併用可能
Webhook通信とは、あるWebアプリケーションで特定のイベント(データの追加や更新など)が発生した際に、外部のURL宛にリアルタイムで自動的にデータや通知を送信する仕組みです。
内蔵Graph方式の同期エンジンの追加要件
既存のOnTimeサーバーの要件に準拠します。
独立型Graph方式の同期エンジン「OnTime同期ハブ」の追加要件
OnTime同期ハブは上記の要件を満たすネットワーク上のWindowsマシンで構築してください。
で、どちらがお薦め?
日本では、Ver.6.4.0のリリース以降は、以下の3つの条件をOnTimeサーバーが満たすなら内蔵Graphエンジンをお薦めし、どうしてもOnTimeサーバーが条件を満たさない場合に別途OnTime同期ハブの構築を推奨しています。
- 1テナント当たり同期するメールボックスが約3万より少ない
- OnTimeサーバーマシンがMicrosoftから公開DNSで名前解決が可能な場所にある(AppGW等でも可能)
- OnTimeサーバーマシンがMicrosoftからhttpリクエスト受信のための追加のポート設定が可能
各イベント同期エンジンのポート構成について
各構築でのポート構成比較
先に比較用にタブ形式で御案内します。続き、各構成時の送受信ポートについて説明します。

OnTimeサーバーだけ(EWS方式でイベント同期)の時のポート構成

OnTimeサーバーの送受信ポート構成
スクロールできます
| 送受信 | 用途 | プロトコル | ポート | ソース | 宛先 |
|---|---|---|---|---|---|
| 受信 | クライアント接続 | HTTPS/HTTP 注1) | 443/80 | OnTimeクライアント | OnTimeサーバーのアドレス |
| 受信 | OnTime管理センター接続 | HTTPS/HTTP 注1) | 8443/8080 | OnTime管理者端末 | OnTimeサーバーのアドレス |
| 送信 | Microsoftからの情報取得 | HTTPS | 443 | OnTimeサーバーアドレス | https://login.microsoftonline.com https://graph.microsoft.com https://portal.azure.com |
注1)
HTTPS通信を推奨
ゾーンとして開放するポート一覧
| 送受信 | ポート |
|---|---|
| 受信 | 443/80 8443/8080 |
| 送信 | 443 |
OnTimeサーバー内蔵Graphエンジンで構築時のポート構成

OnTimeサーバーマシンのポート構成
スクロールできます
| 送受信 | 用途 | プロトコル | ポート | ソース | 宛先 |
|---|---|---|---|---|---|
| 受信 | クライアント接続 | HTTPS/HTTP 注1) | 443/80 | OnTimeクライアント | 自身 |
| 受信 | OnTime管理センター接続 | HTTPS/HTTP 注1) | 8443/8080 | OnTime管理者端末 | 自身 |
| 送信 | Microsoftからの情報取得 Microsoftへの指示 | HTTPS | 443 | 自身 | https://login.microsoftonline.com https://graph.microsoft.com https://portal.azure.com |
| 受信 | MicrosoftからのWebhook通信 | HTTPS/HTTP 注1) | 443 変更可 | Microsoft Graph Change Notifications 20.20.32.0/19 20.190.128.0/1820.231.128.0/1940.126.0.0/18 | 自身 |
注1)
HTTPS通信を推奨
ゾーンとして開放するポート一覧
| 送受信 | ポート |
|---|---|
| 受信 | 443/80 8443/8080 |
| 送信 | 443 |
別マシンにOnTime同期ハブで構築時のポート構成

OnTimeサーバーマシンのポート構成
スクロールできます
| 送受信 | 用途 | プロトコル | ポート | ソース | 宛先 |
|---|---|---|---|---|---|
| 受信 | クライアント接続 | HTTPS/HTTP 注1) | 443/80 | OnTimeクライアント | 自身 |
| 受信 | OnTime管理センター接続 | HTTPS/HTTP 注1) | 8443/8080 | OnTime管理者端末 | 自身 |
| 送信 | Microsoftからの情報取得 | HTTPS | 443 | 自身 | https://login.microsoftonline.com https://graph.microsoft.com https://portal.azure.com |
| 送信 | OnTimeサーバーからOnTime同期ハブ | HTTP HTTPS | 8443 変更可 | 自身 | OnTime同期ハブ |
OnTime同期ハブのマシンのポート構成
スクロールできます
| 送受信 | 用途 | プロトコル | ポート | ソース | 宛先 |
|---|---|---|---|---|---|
| 受信 | OnTimeサーバーからOnTime同期ハブ | HTTP HTTPS | 8443 変更可 | OnTimeサーバー | 自身 |
| 送信 | Microsoftへの指示 | HTTPS | 443 | 自身 | https://graph.microsoft.com |
| 受信 | MicrosoftからのWebhook通信 | HTTPS | 443 | Microsoft Graph Change Notifications 20.20.32.0/19 20.190.128.0/1820.231.128.0/1940.126.0.0/18 | 自身 |
注1)
HTTPS通信を推奨
ゾーンとして開放するポート一覧
| 送受信 | ポート |
|---|---|
| 受信 | 443/80 8443/8080 |
| 送信 | 443 |

